借地権付きの不動産を購入する場合には、「地上権」・「旧法賃借権」・「新賃借権」・「定期借地権」の権利の内、どれが付いた物件なのかを前もって確認しておく必要があります。

話は前後しますが、4種類の借地権は、「物権」と「債権」に大別することができます。借地権の中で、地上権は物権に、その他3つの権利は債権に分類されます。その内、物権に属する地上権は、基本的には所有権と同じとみなすことができるほどに強い権利です。そういった事情から、地上権の付いた物件の場合、土地を「借りる」というよりも、「買う」という色合いの方が濃くなります。

次に、債権に属する旧法賃借権・新賃借権・定期借地権という3種類の権利は、関連する法規の制定された時期に基づいて分類されます。具体的には、1992年8月1日よりも前の借地契約では、旧法賃借権が、1992年8月1日より後の借地契約には新賃借権もしくは定期借地権が適用されます。そして、旧法賃借権と新賃借権は、厳密に言えば若干の違いはあるものの、本質的には同じものです。

次に、旧法賃借権と定期借地権には、法定更新の有無という違いがあります。その内、前者には法低更新があり、後者には法低更新が存在しません。